第1弾
このお宅の工事の特徴は・・・・・「グワ〜〜!」です(^.^)
意味分からないですよね(^^ゞ多分誰にも分からないでしょう・・・。
第2弾
工事が進んで道路との境のブロック塀の下地が出来てきました。分かりにくいですが塀の所々にガラスブロックがはまり込んでいますね!
ガラスブロックとは20センチ角のガラスで出来たブロックです。って名前そのままですね・・・・(-_-;)今回のお宅の敷地は一部道路より下がっています。そこへ塀を造ると、内部から見ると陰になって少し暗めになってしまいます。そこで力を発揮するのがこのガラスブロックです。光は通すのに目隠しにもなります。ガラスもダイヤモンドカット加工で光を乱反射して綺麗!カモ・・・・(^o^)丿
第3弾
道路際の塀の下地が出来てきていますね。なにやら門周りの下地も少しずつ出来てき、全体のゾーニング、デザインが見えてきました。カーポートも付き・・おっと何やらカーポートと塀の間に木の塀?のような物が見えます・・ね(^。^) あれは何だ?もしかして最初の「グワ〜」に関係あるのか?
出し惜しみ!ハイッ出し惜しみです(^^)v。
第4弾
出し惜しみの紹介です!この物体はなんなんだっ〜〜〜(@_@)ってこれが最初に書きましたグワ〜なのです。でもそれだけでは意味が分からないですよね。ですがなにやら丁番らしき物が取り付いていますね。
そうなんです。この大きな扉がグワ〜って開くのです。なんの為に?このスペースは基本的には「坪庭」スペース。なんで囲ってあるのか?このスペースはちょうどお風呂の窓から見る設定で、お風呂のサッシも庭が見えやすい様に取り付けてあります。この板塀は目隠しの役目も兼ね、庭のバックにもなります。
そこで施主様のアイディアで「風呂からだけの庭ではもったいない!それ以外でもこの坪庭を楽しみたいから、グワ〜っと開くようになりませんか?」
私は「えっ^_^;この大きな扉を開ける・・?(^_^;)・・」少し驚きましたが「な、な、なんとか頑張ってみます・・」後日メーカーの担当者とあーでもないこーでもないと考えた結果の形です。ドアを吊る丁番部分にはイギリス製のロートアイアンヒンジを使い雰囲気を出します。もう少し板塀がくすんでくるといい味が出るでしょうね(^o^)丿
第5弾
門周りの下地と階段の蹴上がり煉瓦も出来ていますね。
左側の門柱にはプランターや置物等を飾れるよう棚板煉瓦をくい込ませ棚を作り、そのバックをガラスブロックで演出しています。アプローチは乱形シャモット煉瓦でランダムな縁取りその他の駐車スペースと差別化を図ります。
以前も書いたことがありますが私はコンクリートが好きです。ってなんだか安物好き?って思われるかもしれませんが、そういう意味ではなく素材として、引き立て役として好きです。ただお金をたくさんかけて化粧材を使い施工する事も良いと思うのですが、やはりメリハリが大切だと思います!メリハリこそ凝ったデザインより大切なデザインだと思うのです。
高い化粧材をたくさんの面積に使うと確かに豪華!でしょうが飽きてしまうのが早いのでは・・。素材の微妙なバランスが全体のデザインを引き立てるのではないでしょうか?(^_^;)
あまり具体的に書いてしまうと、私の中のバランスが崩れてしまいそうなので・・この辺で・・^_^;
第6弾
塀や門柱の下地から仕上げの工事が大方仕上がり全体の雰囲気が見えてきました。ですが本当の仕上げはこれからですよね!ここからいかにまとめるかが最後の勝負!って大げさですね(^_^;)
板塀で出来ている「グワ〜」の工事も同時に仕上げに入ります(^^)v
第8弾
箱庭?の工事を少し解説していきます。
このお庭は板塀で囲まれていて、お風呂の目隠しの役目もありますがそれは同時に防犯的に良い部分と悪い部分が発生します。そこで坪庭としてもカッコ良く、防犯性も兼ね備えた物を造りたいと設計しました。まずはメインになる水鉢。これは蹲を意識していますが、昔ながらの手法を完全に無視したものでまさに近代和風?三平流?無手勝流?流派はさておき鉄製の水鉢を六方石の井桁の上に配します。
決してこれから火をおこし、猪鍋を始める訳ではありません・・(^_^;)結構これだけですが時間がかかりました。このメインになる物が出来れば後はスムーズに進むはずで〜す(^^)
第9弾
歩きにくい石肌を表面に飛び石の三鉄石を配し、尚且つ写真左のソヨゴの木の枝で実際には飛び石上を歩けません。夜このドアを入ると水鉢やソヨゴをスポットライトが照らしますので視線に光が入り・・・目が・・・。この箱庭は建物の中から見るものなのでわざと、入りにくく、歩きにくくしてあります。勿論防犯を考えてです。実際にもうワンランク上の防犯を施してありますが・・
ここでは秘密ですv(^^ゞ
これから下草を植え込んで、砂利を敷いて仕上げていきます!
第10弾
普段はこの角度からは見られません・・グワ〜を開けると見えますが・・。ガーデンもエクステリアも同様、デザインがある物には全て「主旨」や「コンセプト」がある。この庭にも三平なりのデザインの主旨があります。(一応・・(^_^;))この庭にも勿論あります・・ですがなかなかこのような庭ではその説明は難しい・・し、恥ずかしい・・カモ・・。
最近特にエクステリアのデザインは多種多様。それを施工している業者がその主旨やコンセプトを持って取組んでいるのか?少し不安の様な気も・・。クネクネとRのデザインが流行しているからと言って・・。またまた、あまり書くと怒られるのでこの辺で・・・。って感じで話をごまかし、箱庭の工事は完了です!
第11弾
箱庭のメインになる水鉢周りをアップで紹介で〜す!
温かくなりもう少し低木に元気が出てくるとさりげなくカッコイイ〜はずですね(^o^)丿鉄製の水鉢もサビが出て古い雰囲気が出た頃には全体がまとまるのでは・・・・
お風呂の窓から覗く箱庭を写させていただきました。人の視線とカメラの視線は違いますので部分的ですが・・(ーー;)
感想:夜、照明がついた頃このお風呂に入りたい・・(^_^;)
第12弾
完成しました(^o^)丿
門周りはデザインと機能を兼ね備えたもの。水道までも門柱へ組み込み、水受け部分と花壇は階段の煉瓦の流れをそのまま使い違和感無く納まっていますね。花台になっている棚板SIC煉瓦もガラスブロックとの組み合わせで、物を置いていない時でも目を引きます。
アプローチや駐車場の土目地の部分に芝生を植えていますので春には目地にくっきりとグリーンラインが入りコンクリートを引き立たせます。